が! 何かキャブのフロートチャンバーからポタポタと・・・ガソリンでした。燃料コックを閉めてしばらく様子を見ても垂れてきます。ガス欠でエンジンが止まっても垂れてきます。「なんじゃ、これは・・・」という事でフロートチャンバーを外しました。そしたら小さな穴が・・・。

実はこのフロートチャンバーはかなり腐食しております。だいぶ前にタンクキャップのパッキン不良で雨水が侵入したらしく、常に透明の燃料フィルターに水が入っているのを確認していました。フロートチャンバーにも当然水。この水もフロートチャンバーを腐食させます。それで水抜き剤なるものを投入しました。そしたら強力に腐食が進行してしまいました。
10年くらい前かなぁ、安いガソリンが流行りました。アルコール系のもので揮発油税がどうので安いとか。走行会仲間が「ホンダはアルミを腐食するから使わないようにとアナウンスしているよ」って聞きました。
水抜き剤は何とかアルコールだそうです。新しい車両のアルミなら大丈夫なのかも知れませんが、古い車両だと耐えられないのではと思います。
それでガソリンコックのリザーブ側。タンクの底に溜まったゴミや水がキャブに回らないように短いパイプが付いています。ガソリンタンクの調達は困難ですがフロートチャンバーはリプロだろうけれど調達可能です。ゴミは燃料ラインのフィルターで濾して、水はチャンバーに貯めて時々捨てれば良いと考えて、短いパイプを撤去しました。そして給油したら200〜300kmはリザーブで走って、それからオンの位置にして、タンクからゴミや水を排出するようにしています。
今回、キャブにもパワーフォームをたくさん噴霧しましたので、首の皮一枚だか、たまたまゴミで塞がれていたものが、めでたくトンネル開通となってしまったのでしょう。
腐食まみれだけれど穴の開いてないスペアパーツをテキトーに磨いて付け替えました。