ただ、不具合は解消しても、因果関係が分からず、自分自身納得できないことばかりです。なので、与太話し程度にお願いします。
ハンドルのブレ。
最も大きな問題はハンドルのブレでした。始めて発生した時は家からバス通りに出て少し加速したときに、30km位でハンドルが激しくブレだしました。対向車や後続車も止まったので、かなりのものだったと思います。歩くスピードになっても激しいブレは収まらず、停車してひと呼吸おいてからブレが止まったように感じました。ハンドルを左右にククッと切ってやれば、簡単に再現できることが分かりました。
考えられる全ての点検をしましたが、改善はありませんでした。ホイールバランスを取り直しましたし、ホイールバランサーに載せた状態でホイールを可能な限り早く回転させてみましたが(手で回しているだけなので、大した回転数にはなりえませんが)振れは確認できませんでした。回転するタイヤを横から突っついても安定して回っていました。バイクは停止状態でもハンドルを左右に振るとタイヤが一瞬遅れて動く感じで、あのブレと似た感触が伝わります。
ブレを発生源はタイヤだと思いますがバランサーでチェックしても不具合は感じませんでしたので、タイヤ・ホイールのブレは僅かだと思いました。しかし、あれだけ激しくブレるのですから、フォークやフレームが増幅していると思います。普通に走っていても路面によってブレるような力が加わると思います。フォークやフレームに何らかの不具合があってブレを増幅させるのであれば、タイヤを交換しても激しくブレるかも知れません。ブレる状態で増幅の原因を調べたくタイヤ交換をしないで粘ることにしました。
粘るにしてもこんなにブレるのは危険極まりないので乗ることができません。ステアリングダンパーだけで抑えるとフレームまでブレて振り落とされそうになってしまいます。ステムベアリングを締め上げればブレは減少するようなので、かなり締め上げました。なぜステムベアリングを締め上げると振れが抑えられる方向になるのか、今でも不明です。更にステアリングダンパーを強くすれば、取り敢えずブレは抑えることができました。しかしこの状態は直進でゆっくり蛇行してしまいます。右に左にとちょこまか曲がるところでは思うように曲がってくれません。本当に騙しだましでした。
フォークやフレームがブレの増幅装置になっていると思うので、中古のフォークを買って付け替えてもダメでした。フォークスタビライザーを付けてもダメでした。フレームも『なんで繋がっていないんだろう」という所がありますので、ここを繋げてみました。これはかなり効果がありましたが、解決になりませんでした。

これドナー車のフレームです。
アイディアが浮かんだら試してみるの繰り返し。フォークオイルも交換調整を繰り返しましたし、ノーズダイブの問題から0W30のエンジンオイルにしたりしましたが、いずれもハンドルのブレに影響は及ぼしませんでした。
KENNOLのフォークオイルを輸入したので、交換してみると少し振れが収まりました。気のせい?プラシーボ? 試しにAMSOILの#10に戻すとブレやすくなりました。フォークオイルの銘柄とハンドルのブレはあまり関係ないと思うのですが、どうなんでしょう? テストだとできるだけ全量交換したいところです。バラすのも良いけれど状態が変わる可能性があるので、一回目の交換を洗いとして100km位走ってから二回目の交換で状態で観察する方法にしました。これ、手間なんですよねぇ。もっともっと試してみたいのですが、億劫です。
走っていればタイヤは摩耗します。仕方ないのでBSのBT45VからDLのF11(ゴールドシール)にしました。そしたら嘘のようにブレは無くなりました。原因はタイヤと確定されましたが、あそこまでブレる原因は闇の中に・・・。

ビンボなのでF11にしました。R100RSは'81。GSX750E3が売られていた頃。E3のフロントはF11だったと思います。年代が合っていて良いかも〜ってな具合。タイヤが到着したとき、カッコ悪い〜〜と思ったけれど、付けてみると昭和の香りで良いと思いました。性能的にも自分ごときなら十分以上の感触。ただ、パターンからだと思いますが気にならない程度の微細な振動があります。
ノーズダイブ。
自分の身長は160cmちょいでちびっこ。おまけに足が短いです。R100RSだと、つま先立ちになってしまいます。
以前は普通で、ハンドルの振れであれこれ弄っている頃からだったと思います。ゆっくり停車する時も足をついてから数センチ後ろに移動する感じがしました。普通に停止直前にフロントブレーキをリリースしているのですが・・・おかしいです。リアだけで止まっても、後ろに移動する感じがしました。この現象はFフォークが伸びたという感覚は全くありません。つま先立ちでやっとなので、怖くて仕方ありません。二人乗りの時は重くなるので尚更です。停車して隣の車にガシャンでは洒落になりません。
もう一つは転ぶ心配はありませんが、住宅地の小さな十字路を曲がる時もノーズダイブしすぎて曲がりにくいし切り込みもかなり強くなっているようです。ようるするにダンパーが抜けたのか・・・。
フォークオイルの交換、油面調整はハンドルのブレから頻繁に実施しているので、取り敢えずフォークのピストンリングを交換しましたが変化なし。R100RSのFフォークは伸び側で減衰力が発生するタイプだと思います。戻りのスピードが遅いのが原因かと考え、それまでのAMSOIL#10から#5にしてみましたが解決になりませんでした。油面もいろいろと試してみましたし、フォークスプリングもヘタっているでしょうから、スペーサーを試してみたりしたのですけれど効果なしです。
縮み側でも多少なりとも減衰力があると思いますので、重めのオイルを試してみました。と言っても「10より重いフォークオイル」がありませんので、ACCORのエンジンオイル0W-30を試しました。これはかなり良くなりましたので大喜びしました。5W30だったらもっと良くなるかなぁと思いましたが、サスペンションオイルはサスペンションに最適化されていると思います。フォークオイルの守備範囲に入るようにオリフィスを塞いだほうが良いかなぁと考えていました。
KENNOLのフォークオイルを輸入したので試すことに。KENNOLは15W20があるので、これを試してみようかとも思いましたが、AMSOILの#10を使い続けていたので、KENNOLの10Wを試してみました。すると停車時に後ろに移動するのが無くなりました。10Wで不足はありませんでしたが、減衰不足で悩み続けたので、15W20を試しました。少し硬いかなぁという感じ。本来、R100は#5あたりが推奨のようですので、5Wも試しました。これもハンドルのブレも少し抑えら、気になるノーズダイブも停車時のバックもしません。ジジィになってしまった為か乗り心地重視になっていまして、これくらいの方が良さそうです。
でも、二人乗りしたらスピードがスピードだった事もありますが、少しフワついた感じがしました。やっぱり5Wと10Wを混ぜて7.5Wくらいにするか、10Wにするか思案中です。
R100RSを買ってすぐにフォークオイルもAMSOIL #10に入れ替えましたし、それによって不具合は感じませんでした。それがハンドルのブレが出だしてからフロントサスペンションに違和感が出てきてしまいました。ハンドルのブレとフロントサスの違和感、無関係では無いにしても、そこまで密接だとは思えません。それにフォークオイルの銘柄でそこまでどうのって事もありえないと思います。停車時のバックだって奇天烈な話だと思います。自分が納得できていないことを書くのは避けたいところですし、自分の無能ぶりを曝け出す事になってしまいます。けれど良いと思ったら良いと書くべきですし商売ですから尚更です。ブログを始めた動機の一つに気楽に与太話でも書けるかなぁというのがありましたので書きましたが・・・恥ずかしいです。、
ACCOR・KENNOLって不可解な部分が結構あります。フォークオイルのように良い意味で不可解なので良いのですが、書く者にとって何だかカルト宗教みたいで厄介です。