あの懸念していたギアが空回りしちゃっているんでしょうねぇ。あのギア、メーターの文字盤を外さないと取れそうに無いのよねぇ。困ったなぁ。
ドナーのメーターも以前にトラブルが発生した際、バラして、文字盤を止めているプラスティックのボルトが壊れるはメーターのハリを少し曲げてしまうわで、そのまま放置してたんですねぇ。もしかしたらニコイチにできるかも。先ずは何故積算距離計が動かないかを検証すべくバラしてみなければです。
メーター本体を取り出して、入力するシャフトをドリルで回してみたら、予想通り空回りしていました・・・。
積算距離計の数字の円盤を貫通しているシャフトを両方のメーターから外してみたら、あれれ、ドナーの方のシャフトはギアのあたりに傷が付けられていました。現状付いている方のメーターは傷なしでした。

この傷でギアが空回りしないようにしていると思うのですが、何故片方に無いのかは不明。メーター自体は矢崎製ですからMade in Japan。製造年月日もシールで貼られていて昭和56年だそうで。
傷ありシャフトをギアに嵌めてみると空回りしそうにありません。フレームに組み込んでギアにシャフトにキッチリはめ込めば良いのですが結構大変そう。スペーサーナット付きなら簡単そうなので、スペーサーナットを付けたまま叩きこむ事にしました。片方をドライバーで抑えてもう片方のギアを回そうとしても空回りの雰囲気は全くありません。完璧!ならいいですけれど。
元に戻して・・・と思ったら問題が。スピードメーターのハリを動かすマグネットを収めるアルミのケースに付いている積算距離計に動力を伝えるウォームギアのホルダーを調整するボルトの受け部分が欠損していることが判明しました。ドナー側は健在。と言う事でこれも交換となりました。

スピードメータを元に戻してドリルで回したら、動いてるぢゃん。と言う事でメーターを元に戻してバイクにつけて終了。
耐久性はどうかなぁ・・・。
最近、アドレス以外、あまり乗っていないもので、オンボロBMWは遊んでくれないのよねぇ。正確には壊れてくれないのよねぇ。お金の掛かる修理箇所はそこそこあるのですが、現状、修理する金があるなら仕入に回さなければなりませんし。今回はドナーから移植できる修理なのでお金は掛からないので、何か嬉しくて、ついオイル絡みでない事も書いてしまいました。